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第54回 仕様書の項目、でどこまで分かる?
3. 排出口(非常口)
 
ご存知だと思いますが、仕様書を見た事がありますよねぇ〜?そして思いませんか?
仕様書内の項目の多さに。そしてどれがお客様に取って重要な項目なのかと?
今回は、そんな事から仕様書をピックアップして見ました。
 
パーツフィーダ仕様書図

 

矢印図
パーツフィーダが誕生する為には
これだけの数の項目(情報)が必要なのです。でも、多いですよね?
そこで下記に、私どもが考えるお客様必須項目を載せましたので
今後の参考にしてください。
 

お客様キーパーツ仕様項目

パーツフィーダー欄
ワーク欄
その他
電源電圧
 材質重量
台板
電源周波数
バリ油付着
架台
回転方向
排出姿勢
塗装色
 
排出数/排出列数
排出口
 
許容整列達成率
添付図
 
Over Flow
図面
 
エアー使用
特記事項

*なお、本体・ボウル・直進フィーダ・ホッパ内の仕様項目は
 省略してあります。
*その他にも省略項目がありますのでご諒承ください。

 

【今後注意して見てもらいたいキーパーツ項目−排出口(非常口)

ボウル内に排出口(非常口)【写真2参照・設置位置は写真1参照】が付いている物がありますが、
実際活用していますか? 今後活用される時の参考にして下さい。

【写真1】
 
【写真2】
パーツフィーダ排出口写真1
矢印
排出口(非常口)&ゴミ処理口
パーツフィーダ排出口写真2
 

排出口の役割りは、

(1)ゴミの排出

・ワーク同士の摩擦から出る摩滅粉を排出し、ボウル内にゴミ(摩滅粉)を溜まらせない効果があります。又、排出口の扉は調整式なので運転中でもワークが落ちない隙間で調整してもらえば、運転させながらワーク供給・ゴミ(摩滅粉)処理が同時に行えます。

(2)残数排出

・最近は、多機種少量でしかもロット管理が厳しくなって来ています。

その為、ロット変更が多くなっているので残数取り出し作業が増えて来ると思います。その時に排出口(非常口)が無いボウルだと、手での取り除き作業になってしまい手間・時間が掛かってしまいます。又、大きなワークならいいんですが、小さいワークや取りずらいワークだと取り出しが大変ですよね。そして、取り残しでのワーク混合の危険性も出て来てしまいます。そう言う時に排出口(非常口)を全開にすれば、手間は省かれ、且つ、時間も短縮出来、見にくい場所の残数ワーク(ワーク混合も防ぐ)も確実に取り除く事が出来ます。

  しかし、残念ながら排出口(非常口)が付いてるボウルは、まだまだ少なく重要度が低いのが現状です。電子部品業界や薬品業界など、ロット変更が多く、ロットの混合を嫌う生産形態の場合には必須のアイテムになるはずです。

*アルミボウルを使用している方は分かると思いますが、排出口(非常口)が付いていないと思います(確認して見て下さい)。

アルミボウルを使用するワークに対してこそ排出口(非常口)が必要(重要)になってくるのです。今後仕様書欄に『排出口(非常口)有り』と記入される事をお勧めします

*又、排出口(非常口)に対して当社は、

アッ!!と言う間に魔法をかけたかのようにワークを排出する方法 を持っています。
 
ご相談下さい。

  


次回は、「パーツフィーダーの手入れについて」の予定です。
 

 
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電話:
03-6715-7360 (日新パーツ)
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