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第14回 パーツフィーダのツーリングってマジック?

 
猫を空中に放り投げた経験がありますか?
私は有ります。何回も!
何度試しても、空中でくるっと体をひねって、足から器用におりますよね。
 
人間は? 駄目ですよね、頭から”どでん”と はいお仕舞いってなもんです。
 
 えーっと、 ここで体制立て直して・・・っと。
 
パーツフィーダの目的はお客様の希望する姿勢でワーク(部品)を供給することです。
パーツフィーダの内面にばらばらになっていたワークを整列する構造或いは作業を
ツーリングと言い、その機構をアタッチメントと我々は言っています(業界用語?)。
 
 我々が対象とするワークは猫ほど強靭な反射神経と筋肉は持ちませんが、
途中で気絶してしまうような “やわ”でもありません。!
 
 手にとって見ただけではわかりませんが、振動というかたちで、位置変化を与えた時に
それぞれが持つ固有の性格をあらわします。
猫ではありませんから1回、2回では判りませんが
何しろその振動たるや、一秒間に50,60回ですから!
 
グループとしてこのワークはこの姿勢になりたがっている。
この姿勢ならいつも安定に整列出来る、と言うことがいえるのです。
 物理的な特性というのでしょうか。
 
これを正確にすばやく把握して、適正なアタッチメントを配置すれば
良いツーリングのされたパーツフィーダということになるのです。
  
 マジックに種があるように、良いツーリングにも、物理特性の把握という種があるのです。
ツーリングは職人技では有りません。
科学です。因果関係ははっきりしています。


次回は、「コーティングバロメーター」の予定です。
 

 
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