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第7回 ボール(BOWL)形状の推移

パーツフィーダを横から見るとBOWLがありますが、BOWLの形状もいろいろあります。

ご飯のお茶碗のように見えるのが“
円錐型”といいます。
下から、だんだん大きくなっているのが“段付きBOWL”といっています。

下から上まで一様の寸法のBOWLを“円筒型BOWL”といいます。
昔は円錐型のみでしたが、お客様の要求仕様が厳しくなり、
全波型本体が多く使用されるようになって其れにしたがって
“段付き”、“円筒”と強度の有るBOWLが多く使用されるようになりました。

今は、新設のパーツフィーダでは“円筒型”が60〜70%、“段付き”が其の残りで、
“円錐BOWL”はほとんど用いられなくなりましたが、
職人が慣れているからとか、従来からの引継ぎだから変えたくない
などの理由で今でも“円錐”を多用している会社も中にはあります。

東南アジアの日系会社では日本の旧設備が多いので、
円錐BOWLのパーツフィーダが多くみられます。

 ツーリングが簡単になる、 とか ワークがBOWLの中で絡みにくいとか
一長一短ありますが、振動を正確に伝えるという基本に立ち返ると、
“円筒型BOWL”が一番優れていると思います。

仕様書にはBOWL形状は必ず書いてありますから、注意して見て下さい。


次回は、「アジアとアメリカのパーツフィーダ」の予定です。
 

 
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