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第8回 アジアとアメリカのパーツフィーダ


アジアといいましても知っているのは日本のパーツフィーダですが、
アジア各国でもパーツフィーダをかなりの数量をつくっていますので書きました。 

と言うのはアジアのは、ほとんど日本の模倣か亜流でして、
アメリカのパーツフィーダとは明らかに違います。

 アメリカのパーツフィーダは一言で言って“でかい”のです。

直径1mくらいのは向こうでは33インチとか45インチと表しますが
そんなのがざらにあります。

日本では向こう流で言うと15インチ、18インチが主流で、
24インチなどとなると需要数が少ないので、急に値段が高くなります。

アメリカが“でかい”などというと何となくわかったような気がしますが、
パーツフィーダの場合、はっきりとした理由があると思います。

アジアでは電子工業関連部品が主力ですから
ワークとしては小さいものが多い。

 あちらは食品、化粧品、薬品等容器類が多い。
中には軍需大国ですから鉄砲の弾の整列、なんていう会社もあり、
全体にワークが大きい。

でも本当の理由は、設計コンセプトが異なるんだろう、ということです。

パーツフィーダの歴史は“スピードを上げる”という歴史だと思っていますが、
アメリカでは大きいボウルを力強い本体で駆動して、
“周辺速度を大きくし、できるだけツーリングは簡単に作って目的を果たす”
ということで結果として
ユーザーサイドでの後日発生するかもしれない問題点も減らす、
という成果です。

勿論重いとか音が大きいとか大電流が必要とか副作用もあります。

 其れに比べて我がアジアは、器用というか、仕方がないというか、
小さなBOWLを最初から設定して難しい選別を幾つか埋め込み、
やっと出来た、というのが多いような気(私見)がします。

精密機械ですから使用条件が厳しくなります。

中国などインフラの整わない地域では
ラフだけどタフなほうが適する様に思いますけど、

 どう思われますか?


次回は、「パーツフィーダの設置の大事さについて」の予定です。
 

 
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